●交換レート
2005年1月現在、1円=87〜90ルピアでした(ウブドゥ)。
1997年1月 1円=20ルピア 1998年1月下旬 1円=100ルピア近くに暴落 1998年11月 1円=60ルピア 1999年1月 1円=65〜70ルピア 2000年1月上旬 1円=65〜70ルピア 2000年5月下旬 1円=70ルピア前後 2001年6月 1円=85ルピア前後 2001年8月下旬 1円=70ルピア前後 2002年1月上旬 1円=75〜80ルピア 2003年6月後半 1円=67〜69ルピア 2004年1月上旬 1円=77〜78ルピア 2005年1月上旬 1円=87〜90ルピア
店やホテルによっては、ドル建ての支払を要求されることもあります。
●両替時の注意
バリでは、観光客がいくところ、たいていのところで両替商が店を開いていて、 日本円・インドネシアルピア直の交換ができます。 TCも使えますが、現金で大丈夫(紙幣のみ)。
朝早くからやっていますが、 現金がなくなってさっさと店じまいするところもあります。
変動相場制で、日によって時刻によって店によって小幅で変わります。 ホテルは他の店より損することが多いでしょう。 最近、ングラライ空港の出口の近くにある某店は結構よいレートです。 店の前に、その日の交換レートが掲示されていますので、 見て回ってくらべてください。
1998年には、数十メートルしかはなれていないふたつの店で レートが倍近く違っているときもありました。
小さな店だと現金をあまりおいていなくて、 1000ルピア以下の端数をアメとかで代用されることもあります。
いずれにせよ、きちんと数えて確かめることを怠ってはいけません。 最近は、残念なことに、ごまかしが頻発しています。
というような手口があります。 昔は、万一そんなことがあったとしても、 指摘するとはずかしそうにちゃんと素直にだし直したのですが、 このところ、怒りだすのもいて、困ったものです。
- 最初から少なめにわたす。
- 違う種類の札(たとえば、50000 のかわりに 5000)をまぎれこませる。
- 札をととのえるふりをして、バサバサおとす。
- 小額紙幣(たとえば5000)の束をドサッとわたし、数える気をなくさせる。
注意すべきことは。ということでしょうか。
- 受けとった札は、お互いに見えるところにおく。
- ただし、手をそえるなどして確実に確保し、さわられないようにする。
- ちゃんとあるかの確認は、相手にもわかるように、明示的におこなう。
- たばねる、袋にいれる、などをサービスでやってくれるそぶりがあっても、 一度受けとった札は、二度と渡さない。
という荒業も耳にしたことがありますが、 さすがにこれは、公文書偽造(?)とかにあたらないのか心配が残ります。
- 10枚ずつホッチキスでとめてしまう。
ともあれ、というのが、できれば望ましいと思います。
- 両替はふたり以上で行ない、ひとりが確認している間、ひとりが確保・監 視をおこたらない。
確認には結構時間がかかりますので、余裕のある時に行っておくのがコツです。 いそいでいると、この確認を省略し、ごまかされた!と後で気づくことがよく あります。
●貨幣価値の感覚
観光客しか使わないようなものや、おみやげは、 日本円になおしてもリーズナブル以上に高いことが少なくないようです。
ホテルや外国資本が入っている店では定価が決まっていることが多く、 値切ることはほとんどできないでしょう。
生活用品や食品は、おおざっぱに見て、価格のルピアをそのまま円に直して読 むと、2〜数倍高いぞ、と思うような値段です。その点ベモは安いですね。
デンパサールやウブドゥのスーパーは定価がありますが、 村の中の市場や店では、観光客価格で要求されますので、がんばってください。
適正価格を知らずに値切ると、かえって足元を見られますのでお気をつけて。