夕方まで部屋を延長してはいたが、文字どおり朝飯前に昨晩からしていた荷造りをほぼ終えた。
皆はまだまだ買い物に行くという。 風邪で体調が良くないし疲れもたまっていたので別行動を取る。 とはいいつつも自分も買い物に出る。
Booksという看板があったことを思い出してガン・ポピーズへ。
2箇所ほどあったもののどうやら古本屋のようで、旅行者が置いていったものか、日本の文庫などや英語の小説などがあったが、地図はおろか新品の本も売っていなかった。
やはりマタハリに行こう。
ガン・ポピーズを散策しながらマタハリへと向かう。
途中さらに細い路地へ入り込む。
行き止まりで引き返そうとしたらそこにコンピュータースクールがあった。
自分の中のバリの文化水準というものがだんだんちぐはぐなイメージになっている。
結局何度も通った路地を抜けてジャラン・パンタイクタへでて、マタハリ・スクエアへ。
書店が入っている4階に行くとおもちゃ売り場があった。
書籍売り場に行くと、アマチェア無線の本やコンピュータ関係の本がたくさんあった。
そう言えば、車であちこち出かけたときにアマチェア無線のアンテナを良く見た。
趣味と言うよりは実用連絡手段として使われているのだろうか。
地図は2〜3種類あって、店員の勧めるものにした。
製本されたロードマップのようなものが欲しかったのだが、ありがちな紙一枚の大判な地図だった。次回に行ったときはデンパサールで探してみよう。
下に降りようとエスカレータに乗ると、ドラゴン・ボールやスラムダンク等の日本のアニメのポスターが飾られていた。ジャパニメーションはここにも輸出されていたか。
食料品売り場で土産物の仕上を。
ちょっと熱っぽいしだるいのでビタミンドリンクを買うことにした。
リポビタンDのシリーズが何種類か売られているので日本で見たことのないハネーを買った。
疲れたのでホテルに戻り一休みする。
ちょっと休んだらもう待ち合わせの時間が近づいていた。
遅い昼食をホテルのレストランでとる。
ツアーの迎えが来るまでまだだいぶある。
部屋に戻って、怪しげなドリンク剤を飲んでみる。
味はほとんど無く、ミネラルウォーターと変わりない。
ちょっと拍子抜けしてしまった。
ホテルの前に写真屋があって、現像を1時間ほどでやってくれる。
滞在中にとったフィルムのうち、4本をそこで現像した。
かなり大きめのプリントで同時プリントが1本1,000RP程度なので日本よりは安いが、色がずいぶんと違って赤っぽい。
あとで聞いた話だが、写真の耐用年数が短いらしい。もっとも、日本のスーパーなんかでやっている45分プリントなんかも似たようなものらしいが。
現像した中にマデの映っているものがあったので、フロントへ渡しに行く。
他の写真も見せ、その後いろいろ話をしたり日本語を教えたりしているうちに時間となってしまった。
プレイ・ステーションがある!
子供がファミコンのカートリッジを買っている。
バリも日本とかわらないな。なんて思ったが、ゲーム機の値段は通過レートを換算すると概ね日本での価格と大差ない。
所得水準はわからないが物価の水準を考えると5倍くらいにあたる。
余程裕福な家の子供でないと買えないんだろうな。
日本では一本一本硫酸紙でくるんで瓶に入れられて売られており、5本もあったら末端価格4,000円はするだろうというバニラビーンズが、冗談のような値段で売られている。これを土産に持ち帰ろうというのだ。
それから、胡椒も1桁安いので土産にする。
他に、怪しげな絵柄のビタミンドリンクらしきものも買ってみた。
店員の説明によれば、喉の痛み等に効くらしい。
ポピーズのレストランで皆とお茶をする予定になっていた。
ポピーズに着くと予定の時刻前だったが皆もうすでに飲み物を飲んでいた。
お茶と言いながらビールを頼む。
何の植物なのかはわからないが棚になっていて、木陰のテーブルはとても気持ちが良い。
食べよう食べようと思っていてなかなか食べられなかったナシ・チャンプルをたのんだ。
想像していたのと違って、おかずはサテ、フライドエッグ、アヤム・ゴレンに野菜といったところだ。怪しげな煮込みとかもう少しなにか載っていると思ったのに。